翻訳スクール 私の選び方

翻訳・通訳者であることに変わりはありませんが、翻訳対象の比重を変えるべく約2年半ほど通訳の傍ら日本の学校のオンライン映像翻訳講座を取っていました。

講座を取る前に既に何件か実務をこなしていましたが、それと自分の経歴を遡って色々と思うところがありまして。
そこで本腰を入れてみようと、学校で初級→中級→上級と経てやっと今年3月に修了しました。
上級に進むのは狭き門で、中級を終えた際に「進級できなかったら、しばらく間があくかな…」と思っていましたが運よく進級できて、間を開けることなく継続できたのは本当に幸運だったと思います。

今年4月からは、学んだことを現実の仕事に繋げるための準備をしています。
4月は日本→メキシコ移動があったので、実際には4月はほとんど時間が取れず、今せっせと取り組んでるところですが。

学校を選ぶ際に考えた事を書き留めておこうと思います。

コストはもちろん、私の場合はメキシコ期は平日の“通訳の仕事”に加え時差という壁があり、そもそも選択肢がそう多くはありませんでした。

毎週となると、稀ですが週末に通訳クライアント様の対応が緊急で入る事もあるので課題の時間を取るのが難しいこともあります。

また大方の講座がこちらの明け方の時間でした。
こちらでの通訳契約は朝6時台に出発することが多く、そうすると“毎週ではなく土日に開校のクラスに限る”となってしまいます。

そこでマッチしたのがフェロー・アカデミーでした。時間割だけではなく実績のある学校なので信頼できました。そうして基礎編から始める事にしたのです。

上級に進んだ頃に事務局の方と話す機会があったのですが、「上級クラスを講師を変えて繰り返して自己研鑽される方も多い」と言っていました。

その言葉が頭に残り、自分が上級クラスも半ばに差し掛かったころ「私はこれで終わっていいのか?」と悩みました。
悩んだあげく、まずは実際にこの業界の物事がどう動くのかを見たくて、上級から更なる進級より一旦の卒業を決めました。

この業界で契約に至るには、基本的に
 問い合わせ→履歴書を送付→トライアル→合格→登録→登録≠仕事が貰える
が一般的と聞いています。
このトライアルが2週間~1ヶ月以上かかることもザラらしく。

並行して何社にも問い合わせてトライアルが重なろうものならそれも大変だとも教わりました。
私はまだそれより前の「トライアルに繋がりますかね?」ですけど。

やらずに後悔を抱えるのは苦手な性分なので、今はとにかく「やりたかった事なのでまずは着々と進むのみ!」と思っています。

globe-e
  • globe-e
  • 2017年にフリーランスの翻訳・通訳者として独立。

    英語が大好きだったのに、イタリアに惚れて住んで仕事して、でも気づけばメインはスペイン語。
    2024年からは映像翻訳へシフト中。目標は、イタリアや中南米の映画・ドラマをたくさん訳すこと(ホラー以外)。
    仕事で気づいたことなど備忘録がてら綴っていきます。

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