翻訳者生活
3月に学校を卒業して以来、通訳の仕事を抑えている事もあり久しぶりに色々なことをできる時間が増えました。
まずは、メキシコで6年半ぶりに自分の拠点とする町・家で「生活」できること。
フリーランスになってからどういう訳かこの町以外の依頼が続き、腰を据えて「家に住む」が出来ていませんでした。
まだ映像翻訳の実務に至っていないものの、今月から準備を始めたこともあり、日中の座っている時間が増え、通訳期は1万歩を余裕で超える歩数も今は500歩行かなかったりします。
そこで、日本で始めた(ピラティス)リフォーマーが出来るところをこちらで見つけ、週2回で通い始めました。
運動嫌いな私がどういう訳かハマってます。目的はダイエットではなく、腰痛防止。
あとは、毎食の自炊。我が家だと道具も調味料も揃っているので楽しい。
NetflixとAmazon Primeを使っていましたが、更にMAX(HBO)と、先日iPadを購入して今は3ヶ月無料期間のApple TVも見れるようにして、平日は1日1話のシリーズものを“字幕”主体で見るようにしています。
イチ視聴者の時は字幕は参照程度だったので、実は第三者が“読める翻訳”にするのは至難の業なんです。
こちらの友達の様子から、家で黙々と翻訳作業をしている私は「ラクな稼業」をしていると思われているようです。
私は海外で仕事をし、この数年は通訳として食べています。だから「(通訳同様に)外国語を聞いて分かった事を文字にするだけだから簡単じゃない」と思うようです。
でも…体を動かすか動かさないは仕事の大変さと比例しないです。
翻訳は楽しいけど孤独な作業であり、腰痛に加え眼精疲労、タイピングから来る腱鞘炎も多いと聞きます(幸い私は手首はまだですが)。
通訳は孤独ではないけれど、じっくり考えて訳出しする翻訳とは異なり、即戦力・瞬発力を要する訳出しが求められます。この、緊張感が続く状態の長さは結構なストレス負荷があると思っています。
私はどちらの仕事も大好きで甲乙つけがたく… 今まで通訳が比重を占めて来ましたが、今後は安定して両立させたいというのが現在の活動の目的です。